様々な機能を持つシリカ膜の特性とテストデータの一例です。

製品特性 [1]

[1] 耐久性

耐候性促進試験のデータです。強い紫外線、温度、湿度による加速試験結果で、長期耐久性に優れることが確認できます。

基板 使用液種 塗布方法 膜厚 照射時間 結果
ウレタン塗装
カラー鋼板
(ブラック)
ALPHA-1
ALPHA-2
コートなし
フロー
フロー
約100nm
約200nm
300時間 光沢あり/変化せず
光沢あり/変化せず
光沢なし/グレーに色褪せ
ポリエステル塗装鋼板(ベージュ) ALPHA-1
コートなし
スプレー
約200nm
300時間 光沢あり
光沢なし

 試験装置:アイスーパーUVテスター
 紫外線照射強度:90mW/㎡
 温度 63℃:湿度:80%








[2] 防汚性能

素材表面にある小さな凹凸を硬いシリカ膜で平坦化することにより、汚れの入り込みや固着を防ぎます。
一般的な環境下では、膜厚が50nm程度から効果が現れ始めます。密着性が高いので、非常に長期間にわたり効果が持続します。
*カーボン、マジック、食品などによる汚染性の試験結果例です。

試験項目 基板 使用液種 硬化条件 膜厚 結果
マジック汚染 ポリエステル塗装鋼板
 
亜鉛メッキ鋼板
 
SSL-SX
コートなし
ALPHA-1
コートなし
80℃×30分

常温
約100nm

約100nm
色残りなし
色残りあり
色残りなし
色残りあり
食品汚染
(カラシなど)
ポリエステル塗装鋼板 SSL-SX
コートなし
80℃×30分
約100nm
色残りなし
色残りあり
カーボン汚染 亜鉛メッキ鋼板  ALPHA-1
コートなし
常温
約100nm
色残りなし
色残りあり
雨だれ暴露
(6か月間)
ポリエステル塗装鋼板
 
亜鉛メッキ鋼板
 
ALPHA-1
コートなし
ALPHA-1
コートなし
常温+親水剤

常温
約100nm

約100nm
雨筋なし
雨筋あり
雨筋なし
雨筋あり





















[3] 耐酸性

*硬化方法にかかわらず、優れた耐酸性を発揮します。

液種 硬化条件 膜厚変化 液種 硬化条件 膜厚変化
SSN-SX 200℃×30分
250℃×30分
300℃×30分
50℃/90%RH×24H
室温×10日間
なし
なし
なし
なし
なし
SSL-SX 200℃×30分
250℃×30分
300℃×30分
50℃/90%RH×24H
室温×10日間
なし
なし
なし
なし
なし